O脚の人は実は原因が崩れた座り方をしているからだという話があります。というのも、日本人は欧米人に比べても床の上で正座をして過ごすことが多いのですが、正座ならまだいいのですが、正座を知らず知らずの間に崩して座っているということはよくあります。たとえば、横に足を崩してしまったりするという座りかたは、膝にも負担がかかるのですが、膝に負担がかかるだけでなく、骨盤自体もゆがませている原因になっているのです。骨盤がゆがんでしまうと足自体もゆがみO脚になりやすいというメカニズムになっています。
膝を曲げて、お尻を床につけて崩して座る方法もあるのですが、こちらも同様にしてO脚になりやすいといってもいいと思います。三角座りなども実は負担がかかっていますからO脚になりやすいといわれているので注意しましょう。では床にすわる日本人の習性が悪いのでO脚になりやすいのかと思っている人もいるかもしれませんが、O脚はいすに座っても同じことが言えます。
イスに座っていたとしても、脚を組んだ姿勢や猫背、ぶらぶらしたような姿勢で座っているという場合には膝に負担をかけてしまいますから、O脚になりやすいといわれています。床にすわるからO脚になりやすい、椅子にすわるからならないというのではなくて、どちらの場合にしても、O脚になりやすい人というのは足や膝に負担をかけている人で、そして姿勢が悪いので起きていると考えるといいのではないでしょうか。